IM-BIS for Accel Platform OpenRules for IM-BIS 連携ガイド 第9版 2019-04-01

3.2. OpenRules と IM-BIS の連携で実現できること

OpenRules は、 IM-BIS と連携して利用することができます。
ここでは、 IM-BIS との連携の概要について説明します。

OpenRules と IM-BIS の連携で実現できる処理

OpenRules と IM-BIS の連携では、Excelファイルの定義で、以下の処理を実現できます。

画面上での入力チェックや計算のロジック

OpenRules と IM-BIS の連携では、Excelファイルの定義で以下のようなロジックを記述することができます。
../../_images/check_logic.png
【図の説明】
  1. 年齢の入力後、ルールを実行します。
  2. 条件を評価し、合致する条件の処理を実行します。
  3. ルールエンジンから受け取った内容を表示します。

ワークフローの動的な処理対象者決定のロジック

OpenRules をワークフローの処理対象者決定に利用すると、申請時に承認者を決定するようなワークフローでの条件をExcelファイルで設定することができます。
../../_images/approve_user_logic.png
【図の説明】
  1. 購入する備品の合計金額を計算して申請します。
  2. 条件を評価し、合致する条件の処理対象者を返却します。
  3. ルールエンジンから受け取った内容に基づいて複数の承認者をノードに設定します。

OpenRules と IM-BIS の連携を利用して得られるメリット

OpenRules と IM-BIS の連携では、Excelファイルの定義で、以下の処理を実現できます。

業務ユーザによる業務ロジックのメンテナンスが可能です

従来の IM-FormaDesigner や IM-BIS の開発で複雑な入力チェックなどを行うためには、スクリプト開発などのプログラム開発が必要でしたが、 OpenRules ではExcelファイルでプログラムのロジックを表現することができます。
このため、業務ユーザによる業務ロジックのメンテナンスが可能です。
../../_images/separate_logic.png

業務データに基づくルートを設定できます

従来の開発では、ワークフローにおける動的処理対象者の決定を自動化したり、検索時の対象を絞り込むためには、プログラムで条件を返却する(絞込みの範囲の)プラグインを記述する必要がありましたが、 OpenRules ではExcelに条件と返却するプラグインを設定することでロジックを実装できます。
このため、 IM-BIS ・ OpenRules 連携を利用すると、処理対象者決定ロジックの簡素化、業務ユーザによるメンテナンスを実現することができます。

以下の図のように申請書の金額に基づいて承認者の人数を変更するためのロジックも IM-BIS と OpenRules の連携で実現できます。
../../_images/route_simplification.png