9.4. 作成したルールを実行する¶
これまでのシナリオで作成した IM-BIS のフローを使って、ルールを実行し、承認者がどのように設定されるのかを確認してみましょう。
ルールと連携したフローを実行する手順
フローを実行するための事前準備¶
フローを実行(申請・承認)するために、対象のユーザに「BIS担当者」ロールを付与してください。本書では、以下のように設定します。
- 申請者:林政義(ユーザコード:hayashi)
- 承認者1:青柳辰巳(ユーザコード:aoyagi)
- 承認者2:円山益男(ユーザコード:maruyama)→役職の「部長」
- 承認者3:原田浩二(ユーザコード:harada)→役職の「社長」
コラム
今回のハンズオンのフローの「申請/処理開始」ノードの処理対象者は、「BIS担当者」を設定しておりますので、該当のロールを持ったユーザであれば申請できます。
今回は、横配置ノードが OpenRules での結果に基づいて、3つのノードに展開される形で実行される流れを以下の図のように確認します。
実行手順
BIS担当者(林)が申請します。
申請内容に基づいて、横配置ノードを展開されます。ハンズオンでは3つのノードに展開されます。横配置ノードの1番目のノードには、ユーザ:青柳辰巳が設定されます。
横配置ノードの2番目のノードには、役職:部長が設定されます。
横配置ノードの3番目のノードには、役職:社長が設定されます。
稟議書のワークフローを申請する¶
申請者のユーザ(例では、「林政義」)でログインしましょう。 上部のメニューの「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「申請」をクリックしてください。 「【ハンズオン】稟議書」の「 申請/処理開始」をクリックしてください。 画面の各項目の内容を入力します。今回は、次の処理対象者を社長まで対象とするルートにするために、支払金額には「1,500,000」と入力しましょう。必要な項目の入力が終わったら、「申請」をクリックしてください。 案件名を入力したら、「申請/処理開始」をクリックしてください。これで、林さんの申請は完了です。 この時点のフローを確認すると、申請画面に入力した支払金額に基づいて、横配置ノードが3つのノードとして展開されています。展開されたノードのうち、1番目のノードの処理対象者の青柳さんに切り替えて操作しましょう。
社長(原田浩二)の承認¶
OpenRules での結果に基づいて、最後の処理対象者に設定された役職の社長の「原田浩二」でログインしましょう。 上部のメニューの「 IM-BIS 」→「ワークフロー」の順にマウスを重ねてから「未処理」をクリックしてください。 林さんが申請した案件の「 処理」をクリックしてください。 内容を確認し、「承認」をクリックしてください。 「承認/処理」をクリックすると、原田さんの承認が完了します。原田さんがこのフローの最終処理対象者となっているため、これで案件が完了します。 完了時点のフローを確認すると、以下のように表示されます。 今回は、3つの処理対象者が設定されるパターンを確認できましたが、支払金額を変更すると処理対象者が OpenRules の条件で変わります。支払金額を変更して他のパターンも確認してみてください。