IM-BIS for Accel Platform 業務管理者 操作ガイド 第17版 2019-08-01

10.3. IM-BIS のルート

IM-BIS では、「ルート定義」でタスクや分岐などを線で結びプロセスを定義します。
各タスクには処理対象者を設定し、「どの作業を」「誰が」処理できるのかを定義します。
IM-BIS はルート定義に基づいて、各タスクや分岐条件に処理(画面)を設定したり、プロセスの実行においてはタスクの実行権限や分岐条件などをコントロールします。

10.3.1. BISフローのルートで使用できるノードの種類

アイコン 名称 説明
apply 承認/処理
人(処理対象者)が仕事(業務処理・タスク)を行うためのノードです。
当該ノードには画面やサブフローなどを設定し処理を行います。
dynamic
動的承認
人(処理対象者)が仕事(業務処理・タスク)を行うためのノードです。
処理対象者を予め定義できず、実行中の状況に応じて人が任意に処理対象者を決めたい場合に利用します。
当該ノードは設定によりスキップ(処理を削除)することもできます。(フロー定義にて行う)
当該ノードには画面を設定し処理を行います。
synchronous_start synchronous_end 同期開始・同期終了
一つのプロセスを複数の並列するプロセスに分けるために利用するノードです。
同期開始・同期終了は、両方を組み合わせて利用します。
同期開始ノードからは複数のフロー(矢印線)を引くことができ、それらすべてが同期終了まで平行に処理を進めます。
branch_start branch_end 分岐開始・分岐終了
複数の分岐フローのうち条件に一致するフローのみを通したい場合に利用するノードです。
分岐開始・分岐終了は、両方を組み合わせて利用します。
分岐開始ノードからは複数のフローを引くことができ、分岐開始ノードに設定した分岐条件に従い、条件に合致するフローのみ処理を進めます。
comment コメント
ルート上にコメントを表示する場合に利用します。
コメント自体は、処理の流れへの影響はありません。
swimlane スイムレーン
ルート上のタスク(処理ノード)を処理する組織や役割などで整理するために利用します。
スイムレーン自体は、処理の流れへの影響はありません。

10.3.2. ワークフローのルートで使用できるノードの種類

アイコン 名称 説明
apply
承認/処理
人(処理対象者)が仕事(業務処理・タスク)を行うためのノードです。
当該ノードには画面やサブフローなどを設定し処理を行います。
dynamic
動的承認
人(処理対象者)が仕事(業務処理・タスク)を行うためのノードです。
処理対象者を予め定義できず、実行中の状況に応じて人が任意に処理対象者を決めたい場合に利用します。
当該ノードは設定によりスキップ(処理を削除)することもできます。(フロー定義にて行う)
当該ノードには画面を設定し処理を行います。
system
システム
IM-Workflow 外の別のプログラムで案件の処理を行うことを示すノードです。
Webサービスなどの外部プログラムと連携する際に使用します。
check
確認
指定した処理対象者が、タスクの確認を行うことを示すノードです。
接続したノードの処理が終了した時点で、指定した確認対象者は、確認を行うことができます。
synchronous_start synchronous_end
同期開始・同期終了
一つのプロセスを複数の並列するプロセスに分けるために利用するノードです。
同期開始・同期終了は、両方を組み合わせて利用します。
同期開始ノードからは複数のフロー(矢印線)を引くことができ、それらすべてが同期終了まで平行に処理を進めます。
branch_start branch_end
分岐開始・分岐終了
複数の分岐フローのうち条件に一致するフローのみを通したい場合に利用するノードです。
分岐開始・分岐終了は、両方を組み合わせて利用します。
分岐開始ノードからは複数のフローを引くことができ、分岐開始ノードに設定した分岐条件に従い、条件に合致するフローのみ処理を進めます。
horizontal
横配置
処理対象者を予め定義できず、また処理者の数(ノード数)も実行中の状況によってさまざまな場合に、人が任意に処理対象者やノード数を決めたい場合に利用します。
横配置では、指定されたノード数を順次処理(直列展開)したい場合に利用します。
指定するノード数は予め上限、下限を設定します。(フロー定義にて行う)
その他は、動的承認と同様です。
longitudinal
縦配置
処理対象者を予め定義できず、また処理者の数(ノード数)も実行中の状況によってさまざまな場合に、人が任意に処理対象者やノード数を決めたい場合に利用します。
縦配置では、指定されたノード数を同時処理(並列展開)可能な場合に利用します。
指定するノード数は予め上限、下限を設定します。(フロー定義にて行う)
その他は、動的承認と同様です。
template
テンプレート置換
申請開始時に、このノードで指定されたテンプレート置換ルートの内容が通常ルート内に展開されることを示すノードです。
展開後には、このノードがテンプレート開始・終了アイコンで定義されたルート定義で表示されます。
comment
コメント
ルート上にコメントを表示する場合に利用します。
コメント自体は、処理の流れへの影響はありません。
swimlane
スイムレーン
ルート上のタスク(処理ノード)を処理する組織や役割などで整理するために利用します。
スイムレーン自体は、処理の流れへの影響はありません。

10.3.3. 各ノードの設定方法

  • いずれのアイコンも、ルート定義編集のグリッド上にアイコンを配置し、アイコンとアイコンの間をドラッグでリンクした後に個別の設定を行います。
    全てのアイコンの設定を終えたら、「更新」をクリックして保存します。

10.3.3.1. 申請/承認

  • 対象のアイコンをクリックすると、設定の画面が右に表示されます。
  • 処理対象者の「検索」をクリックします。
  • 対象者の種類を選択します。
  • 選択した種類に合わせた検索画面で、対象者を追加します。

10.3.3.2. 同期開始・同期終了

  • 同期の開始アイコン、終了アイコンの間に、同期対象の処理のアイコンを配置してリンクします。

10.3.3.3. 分岐開始・分岐終了

  • 分岐の開始アイコン、終了アイコンの間に、分岐対象の処理のアイコンを配置してリンクします。

10.3.3.4. コメント

  • グリッド上に配置後、右上の「plus」アイコンから、対象のノードにドラッグして線を引きます。
  • 対象のアイコンをクリックすると、設定の画面が右に表示されます。
  • コメント名に、コメントとして表示したい内容を入力します。
  • 設定の画面以外の箇所をクリックすると、グリッド上のコメントに入力した内容が反映されます。

10.3.3.5. スイムレーン

  • グリッド上に配置後、四隅のいずれかのポイントをドラッグしてサイズを調整します。
  • グリッド上の「スイムレーン」をクリックすると、設定の画面が右に表示されます。
  • 設定画面の「スイムレーン名」に設定したい名称を入力します。
  • 設定の画面以外の箇所をクリックすると、グリッド上のコメントに入力した内容が反映されます。

10.3.3.6. 特殊な設定が必要なノード

以下のノードを利用する場合には、IM-BIS システム管理者による詳細設定が必要です。
詳細については、「 IM-Workflow 管理者操作ガイド 」を参照してください。
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