IM-BIS for Accel Platform システム管理者 操作ガイド 第25版 2023-04-01

シェアードDB更新系クエリ

「データソース - 編集[シェアードDB更新系クエリ]」画面の機能と各部の説明

「データソース - 編集[シェアードDB更新系クエリ]」画面の内容は以下の通りです。
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  1. データソース名

    「データソース - 新規登録」画面で設定したデータソース名を表示します。
  2. SQL

    データソースとして実行するSQLを入力します。
    記載するSQLは、INSERT、UPDATE、DELETEが利用できます。
  3. 入力値

    • テスト実行値:

      INSERT、UPDATEの場合には、データを登録・更新する対象の列と、条件(WHERE句)に代入する値を入力します。
    • データ型:項目に対応するデータの形式を文字型(VARCHAR)、数値型(NUMBER)、日付型(DATE)、タイムスタンプ型(TIMESTAMP)の中から選択します。

    • 論理名: IM-FormaDesigner の画面アイテムでデータソースを利用する際の「パラメータ設定」で表示する項目名として利用されます。20文字まで設定することができます。

    • 追加・削除:入力値の追加・削除ができます。

      注意

      テナントDB更新系クエリ・シェアードDB更新系クエリでのテスト実行について
      テナントDB更新系クエリ・シェアードDB更新系クエリでは、テスト実行を行うと、実際にテーブルへのデータの登録・更新・削除が行われます。
      データソース定義の設定画面でテスト実行を行う場合には、実際に登録・更新・削除となるデータを入力するか、またはテスト実行後にTableMaintenanceやデータベース管理ツールなどを用いて不要なデータの削除などを行うようにしてください。

      コラム

      DATE型・TIMESTAMP型のテスト実行値について
      日付を扱うデータ型の書式設定は、以下の通りです。
      データ型 書式(デフォルト) 設定
      DATE “yyyy/MM/dd” IM_DATETIME_FORMAT_TIME_INPUT
      TIMESTAMP “yyyy/MM/dd HH:mm” IM_DATETIME_FORMAT_DATE_INPUT IM_DATETIME_FORMAT_TIME_INPUT(※)
      ※ TIMESTAMPの設定は、2つの項目の設定値を半角スペースで結合した値で設定されます。
      書式を変更する場合には、以下の設定ファイルを変更してください。

      conf/date-time-format-config/im-date-time-format-config.xml

      コラム

      更新系クエリにおけるトランザクションの単位
      更新系クエリ(テナントDB更新系クエリ、シェアードDB更新系クエリ)において、トランザクションは実行のタイミングに基づいて、以下の通り設定しています。
      • タスク(ノード)の前処理

        データソース定義の単位で別のトランザクションを設定します。
      • アクション設定(画面でのイベント)

        データソース定義の単位で別のトランザクションを設定します。
      • タスク(ノード)の後処理

        すべての データソース定義で1つのトランザクションを設定します。
        (シェアードDB更新系クエリを含む場合、XAではありませんが、各アプリケーションサーバの分散トランザクションによって管理されます。)
      • 案件終了処理

        データソース定義の単位で別のトランザクションを設定します。
  4. 出力値

    シェアードDB更新系クエリでは、固定でデータ処理件数が設定されます。
    データマッパーを利用して、アイテムの値に処理件数を反映することもできます。
  5. テスト実行

    設定した情報に基づいて、データの登録・更新・削除を行います。
    実行後のデータ処理については、データベースに即座に反映されます。
    データの登録・更新・削除ができなかった場合には、エラーメッセージを表示します。
  6. 登録

    設定した内容をデータソース定義として登録します。

「データソース - 編集[シェアードDB更新系クエリ]」画面の操作手順

「データソース - 編集[シェアードDB更新系クエリ]」画面の操作手順について説明します。

  1. 接続IDを選択し、「SQL」に実行するSQLを入力します。

    ../../../_images/shared_dml_1.png
  2. 「SQL」の列名・条件で”?”(プレースホルダ)を利用している場合には、”?”に合わせて「入力値」を設定します。
    なお、列名と条件の両方に”?”を利用している場合には、SQLに登場する順番に設定してください。
    ../../../_images/shared_dml_2.png
  3. 「テスト実行値」には、実際にデータの登録・変更・削除に利用する値を入力し、「テスト実行」をクリックします。

    ../../../_images/shared_dml_3.png
  4. テストが成功した場合、以下のメッセージが表示されます。

    ../../../_images/shared_dml_4.png
  5. 内容を確認して、「登録」をクリックします。

    ../../../_images/shared_dml_5.png
  6. 正常に登録できると、次のように「データソース - 一覧」画面に追加されます。

    ../../../_images/shared_dml_6.png