内容へスキップ

HOME > 事例紹介 > 株式会社ゾフ 様

株式会社ゾフ 様

業種:製造業 / 業務:販売 / 用途:基幹システム構築基盤

卸/店舗業務を統合するWeb販売管理システムを構築。サプライチェーン全体をカバーする販売データの活用により需要予測の実施と商品回転率の向上を実現。

日本で初めてセットプライスメガネの販売を始めたゾフ。同社の成功は、メガネ= 高級品という常識の打破と、商品開発/ 卸/ 店舗販売のサプライチェーン全体を自社で一貫して行う独自のビジネスモデルの成功によるものである。しかしシステム面では、卸から店舗販売までのすべての業務を統合管理できる業務パッケージは存在しなかった。そこでintra-mart を使って、独自ビジネスモデルにフィットするWeb 販売管理システムを作り上げ、需要予測の実施と商品回転率の向上など、高い導入効果を実現した。このようにサプライチェーン全体に渡る販売データを統合管理する基幹システムをintra-mart で構築することになった背景などを、同社管理部の田部部長にうかがった。

開発、卸、店舗を自社で一貫すること で徹底したコスト削減

 「新しいライフスタイルの提案」を企業コンセプトとして、5000 円/ 7000 円/ 9000 円という固定価格の格安メガネを世に送り出したのがゾフである。5000 円のメガネなら、いくつも購入し、TPO に応じて「着替える」ことができる。ゾフは、単なる価格破壊ではなく、貴重品だったメガネを「ファッション雑貨」に変えるという価値転換を行ったのである。 ゾフが成功した最大の要因は、安価にメガネを製造する中国の工場、開発および卸を行う株式会社インターメスティック、そして販売のゾフという3 者を、密接に連携させた新しいビジネスモデルを打ち立てたところにある。開発から製造物流、小売まで一貫したサプライチェーンの流れの中で、徹底的なコスト削減を図ってきたのだ。 新製品が出るスピードも速い。10 型各4色の新製品が月2 回登場、つまり毎月80 アイテムが新しく発売される。いつ行っても新しいものがあるため、ファッション雑貨であるにもかかわらず、固定客が多くリピート率が高いのである。

独自ビジネスモデルにフィットするシステムを短期開発

 ゾフが販売管理システムを再構築することになったのは、2003 年のことだ。従来は、独自に開発したアプリケーションをWindows NT サーバ上で稼働させてきたが、店舗システムと本部システムは別のものとして構築されていた。したがって、売上データを経理データに置き換えるには人間が判断して、数字を置き換える作業が必要になる。卸から店舗までの物の流れを統合的に把握することも困難だった。 新システムはサプライチェーン上の情報共有をWeb 環境で構築するということを大前提として、ゾフはシステムインテグレータ数社に提案を求めた。 intra-mart を選択した最大の理由は、ゾフの独自のビジネスモデルにぴったり適合したシステムを作ることができたからだ。 「本部と店舗で、2 つのシステムを個別に動かすことはやめたいというのが、今回のシステム開発の中心コンセプトになっています。ところが、卸と小売を1 つの会社として回していく仕組みを、どのパッケージ製品も持っていません。根本的に発想が違うため、カスタマイズするにも大変な工数がかかります。思いどおりのシステムを作れて、しかも、フレームワーク上でスピード感のある開発ができる点を評価しました」と、取締役 管理部田部正善部長は言う。 拡張機能も容易に開発できる。 「今回のシステム開発の合言葉は『仕事を変えよう』であり、作業オペレーションの視点からBPR を進めようとしています。したがって、新システムによって基幹系業務の流れが定まったら、それに合わせて事務系のワークフローも作るつもり。基幹システムと事務システムを一貫したものとして統合的に作れるのはintra-mart だけです」と田部部長は強調する。

店舗のPOS およびハンディターミナル の情報も統合

 新しい販売管理システムは、業務支援と情報収集/分析の両面ができることから、名づけて「ゾフ・インフォメーション・システム」。2004 年4 月に稼働を開始した。 店舗で読み取ったハンディターミナル情報がほぼリアルタイムに本部のPOS サーバへ送信され、発注データとしてMicrosoftSQL Server 上に構築した総合データベースに反映される。ここから発注データが生成され、倉庫でのピッキング、出庫、店舗への配送が一貫して行われる。リアルタイムに動く在庫の状況は、店舗のノートPC でいつでも確認できる。 一方、店舗のPOS レジで処理される売上データは、1 日1 回、POS サーバを経て総合データベースへ売上データとして送信される。POS およびハンディターミナルの情報を取り込んで、販売に関わるあらゆるデータが一気通貫で流れるようになったのである。 ゾフ・インフォメーション・システムにはさまざまな工夫も凝らされている。卸業務も小売業務も同一マスターで管理しているのはそのひとつ。商品マスターなどのメンテナンスに手間もかからず、またサプライチェーン上の情報を完全統合できる。  ユーザーインターフェースもわかりやすさに磨きをかけた。たとえば、品番だけでなく、商品カタログの画像を見ながら業務ができるため、発注ミスが減ったと現場からの評判も良い。

総合データベースの分析結果を商品開発にも反映

 ビジネスモデルに適合した基幹システムの構築により、販売に関わるあらゆる業務がスピードアップした。特に顕著なのは、在庫引き当てがリアルタイムにできるようになったことだ。 「従来は、店舗からFAX で発注していたため、在庫があるかどうかをすぐ知りたいときには、いちいち本部へ電話で問い合わせなければなりませんでした。欲しい商品が最寄りの他店から調達できるときでも、いったん本部を通さなければならない仕組みだったため、本部の物流担当者は休日出勤していたのです」と言う。 現在は、店舗のノートP C をのぞけば、他店の在庫まで確認でき、その場で引き当てができる。「うちの店舗はこういう層が多いため、メタル・フレームを優先的に引き当ててほしい」など、販売データの分析結果に裏打ちされた発注をする店長も増えている。 店長が立てる販売計画の精度も上がった。店ごとの販売計画を集約して、本部でも半年単位の精度の高い発注計画が立てられる。予測が正確であるため、店舗での商品回転率が向上し、1ヵ月でだいたい1 回転するようになった。在庫日数はどんどん短縮されており、今や半年以上の在庫はない。在庫落ちはなんと「実質ゼロ」だ。 本部でのデータ分析結果は、新商品の開発にも活かされる。 「売れ筋の把握ができるため、定番商品を作って、売り逃しを減らすことができました。また、価格帯別とアイテム別のマトリクスを分析して、バランスのとれた品ぞろえができるようになったのです」。 ゾフが最終的に目指しているのは、必要な人が必要な情報を必要な切り口でいつでも手に入れることのできる「自前のERP システム」への進化だ。たとえば、時間帯別売上のデータはすでに持っているため、これを人事・勤怠管理システムと連動させて、最適な人員配置をスピーディに実行したいと考えている。また、必要なビジネスプロセスはどんどんワークフロー化し、業務のスピードアップも図っていく。さらに、また、intra-mart のポータル機能を利用して、他のシステムを含めて、「仕事の入り口は1 つ」という環境を実現したいと考えている。 「『ゾフ』というのはブランドであり、メガネにこだわることなく、さまざまな業態を展開していく可能性があります」と田部氏はにっこりする。先を読むシステムが構築できたことで、ゾフの成長にはさらに拍車がかかりそうだ。

株式会社ゾフ
本社 東京都渋谷区神宮前6-12-20 東洋ビル3F
設立 1993年3月10日
資本金 2億4,000万円
社員数 165名(グループ全体 2004年6月30日時点)
概要 メガネおよびメガネ周辺雑貨を販売。日本で初めて「メガネは5000円の時代」を創り出した。商品開発、卸の機能はグループ会社の株式会社インターメスティックが担う。18店舗のうち14店舗が首都圏に集中。
URL http://www.zoff.co.jp

この記事に関する評価にご協力下さい

  • お問い合わせはこちらから
  • IR情報 株主・投資家の皆様
  • パートナーサポート intra-mart開発者向けサポートページ
  • ディペロッパーサポート intra-mart開発者向けサポートページ
  • intra-martオープンソース情報サイト
  • intra-mart採用情報
  • intra-mart季刊誌
  • イントラマート社長日記
  • 株式会社イントラマートCSI
  • NTTデータイントラマート上海
  • BizXaas -プラットフォームサービス-
  • 株式会社NTTデータ ビズインテグラル
  • Resin
  • ホーム
  • プライバシーポリシー