機能説明

  • パブリックストレージ中の画像を表示します
  • 画像をオーバーレイ表示することができます
  • Last-Modified, ETag レスポンスヘッダを出力できます
    • タグがリクエストヘッダに応じて自動的に画像データではなく 304(Not Modified) を返すことで、レスポンスが向上します
  • 注意事項
    • ディレクトリの区切り文字には「/」(スラッシュ)を使用してください
    • viewerSrc 属性が未指定の場合、viewerSrc 属性値には src 属性の値が使用されます
    • caption 属性が未指定の場合、caption 属性値には title 属性の値が使用されます
    • ピクチャーの Last-Modified とリクエストヘッダ中の If-Modified-Since は、秒単位(ミリ秒を切り捨て)で比較します
    • ETag は、ファイルパス、ファイルサイズ、最終更新時間(ミリ秒を含む) を元に作成されます
    • eTag 属性は lastModified 属性よりも優先されます。ファイルの ETag と If-None-Match が一致した場合、Last-Modified による比較は行われません
    • パブリックストレージのパスから URL を推測されないよう、暗号化しています
      • 暗号化・複合化する際のアルゴリズム・パスワードを変更するには、conf/ui-tag-config/ui-tag-config_imui-picture.xml ファイルを編集してください
        • タグ名は「imuiPicture」、暗号化アルゴリズムは「algorithm」、指定した暗号化アルゴリズムに対応する暗号化キーは「key」をパラメータ名として、パラメータ値を設定してください
        • 暗号化アルゴリズムには、AES, DES 等の Java 暗号化機能がサポートするアルゴリズムを指定してください
  • 制限事項

属性一覧

注釈 属性名 説明 省略時の動作
国際化 無害化 alt string 画像の説明を指定します -
authzAction string 認可アクションを指定します
各認可リソースURIに対応したアクションを指定してください
スペース区切りで複数の認可を指定することができます(authzCondition 属性を使用して、指定した認可のすべてが許可された場合のみに画像を表示するのか、どれか一つでも許可された場合に表示するのかを制御できます)
指定した認可判断の結果が「許可」以外の場合、画像は表示されずレスポンスとして 403 Forbidden が返却されます
-
authzCondition string authzConditionは以下の2通りの指定方法があります。
  • or
    • 指定した認可のどれか一つでも許可された場合に画像が表示されます
  • and
    • 指定した認可のすべてが許可された場合のみに画像が表示されます
or
authzUri string 認可リソースURIを指定します
authzAction 属性と組み合わせて使用してください
スペース区切りで複数の認可を指定することができます(authzCondition 属性を使用して、指定した認可のすべてが許可された場合のみに画像を表示するのか、どれか一つでも許可された場合に表示するのかを制御できます)
指定した認可判断の結果が「許可」以外の場合、画像は表示されずレスポンスとして 403 Forbidden が返却されます
-
cacheControl string Cache-Control レスポンスヘッダに出力する値を指定します private
国際化 無害化 caption string 画像をオーバーレイ表示した際に表示するテキストを指定します
ツールチップのみを表示し、キャプションを表示したくない場合には、本属性には空文字を指定してください
title属性と同じ値を付与
contentType string Content-Type レスポンスヘッダに出力する値を指定します
auto を指定した場合(contentType=“auto”)、src 属性に指定されたファイルの内容から自動的に出力する Content-Type を決定します
本属性が未指定の場合、src 属性に指定されたファイル名の拡張子(大文字小文字無視)から出力する Content-Type を決定します
拡張子と Content-Type は以下のマッピングを基に決定されます
拡張子 Content-Type
gif image/gif
jpg, jpeg image/jpeg
png image/png
tiff(Ver.8.0.7 以降)image/tiff
その他 application/octet-stream
本属性は Ver.8.0.7 以降のバージョンで使用可能です
-
Boolean属性 eTag boolean ETag レスポンスヘッダを出力するかどうかを指定します false
無害化 group string 画像のグループIDを指定します
同じグループIDを持つ画像がクルーピングされます
本属性は、noViewer 属性値が true の際には無視されます
-
無害化 height string 画像の縦幅を指定します -
id string ピクチャーのidです 代替idを付与
Boolean属性 lastModified boolean Last-Modified レスポンスヘッダを出力するかどうかを指定します true
name string ピクチャーのnameです 代替nameを付与
Boolean属性 noViewer boolean 画像のオーバーレイ表示を無効化するかどうかを指定します false
必須
src string 表示する画像のパスを指定します
viewerSrc 属性が未指定の場合、本属性の値が viewerSrc 属性にも設定されます
これを動作を防ぎたい場合には、viewerSrc 属性を明示的に指定してください
-
国際化 無害化 title string 画像のツールチップに表示するテキストを指定します
caption 属性が未指定の場合、本属性の値が caption 属性にも設定されます
これを動作を防ぎたい場合には、caption 属性を明示的に指定してください
-
viewerSrc string - src属性と同じ値を付与
無害化 width string 画像の横幅を指定します -
無害化 その他 string ユーザ定義属性です -

サンプル

src

src
指定したパブリックストレージ中の画像を表示します
画像をクリックすると、オーバーレイ表示することができます
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" />

viewerSrc

viewerSrc
viewerSrc 属性を指定することで、src 属性で指定した画像以外をオーバーレイ表示することができます
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" viewerSrc="sample/accel-platform.png" />

title

title
title 属性を指定することで、ツールチップとオーバーレイ表示時にテキストを表示できます
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" title="タイトル" />

caption

caption
caption 属性を指定することで、オーバーレイ表示時にテキストを表示できます
ツールチップを表示したい場合には、title 属性を使用してください
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" caption="キャプション" />

title, caption

title, caption
title 属性、caption 属性を併用することで、ツールチップとキャプションに異なるテキストを表示できます
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" title="タイトル" caption="キャプション" />

width

width
width 属性を指定することで、表示時の画像サイズを変更できます
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" width="200px" />

group

group
group 属性を使用することで、画像をグルーピングして表示できます
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" group="mygroup" />
<imart type="imuiPicture" src="sample/accel-platform.png" group="mygroup" />

authzUri, authzAction

authzUri, authzAction
authzUri, authzAction 属性を使用することで、画像に認可をかけることができます
認可結果が許可されなかった場合、画像は表示されません
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" authzUri="service://ui/test/picture" authzAction="execute" />

authzUri, authzAction を複数指定

authzUri, authzAction を複数指定
以下の二つの認可結果がすべて「許可」である場合に画像が表示されます
  • service://ui/test/picture1, execute
  • service://ui/test/picture2, display
HTML
<imart type="imuiPicture" src="sample/intra-mart.png" authzUri="service://ui/test/picture1 service://ui/test/picture2" authzAction="execute display" authzCondition="and" />